第8回定例会


2018/06/16 (土) 13:00
奈良サテライトオフィス35
    〒636-0822 奈良県生駒郡三郷町立野南2丁目10番17号 自転車等駐車場3階

レポート

    Code for Sangoの定例会を開催しました!

    今回も前回に引き続き観光課題への取り組みを中心に話し合いました。
    観光情報を色んなヒトやアプリから参照できるようにするデータポータルやそこで管理する情報についてのアイディア出しが中心です。

    • データポータルについて
      京都市では「オープンデータセミナー 京都府・京都市の取り組み」なるセミナーが開催されていた。
      京都市では市役所が保有している情報をオープンデータとして公開する取り組みがなされている。
      京都市オープンデータポータルサイト」として専用のサイトが設けられ誰でも情報にアクセスできるようになっている。

      サイトから取得できる情報は多種多様で200を越すデータが登録されている。
      大分類として「観光・産業」、「文化・芸術」、「安心安全・防災」、「子育て・教育」、「環境・まちづくり」、「市政情報」の6種がある。

      奈良県内でもオープンデータに取り組んでいる自治体はいくつか存在している。
      ただその多くは自治体のWebサイトにオープンデータをダウンロードできるページを作成したものになっている。
      京都市と同程度のサイトを公開しているのは生駒市の「生駒市オープンデータポータルサイト」のみになる。

      京都市と生駒市では専用のサイトを設けることで実現している共通点がある。
      ひとつ目は多くのデータを効率よく探しだすための分類や検索機能が設置されていること。
      ふたつ目は単にデータをダウンロード出来るだけでなく、データの中身にスマホのアプリ等から直接アクセスできること。

      アプリから直接データにアクセスできる効果は大きく、多くのスマホアプリが情報を参照することができる。
      実際に生駒市では「ジョルテ」というスケジュール管理アプリや「4919(食育)」という給食の献立からアレルゲンをチェックできるアプリで活用されている。

      今後観光の情報を整備するにしても自治体レベルでできることは限られる。
      データをアプリから利用できる形で公開すれば、想像だにしなかったアプリが誕生する可能性もある。
      また、有名なアプリに情報が取り込まれることで三郷町自体の認知度アップにもつながる可能性がある。
       
    • 三郷町でのオープンデータへの取り組み
      何年か前にオープンデータへの取り組みが検討されたことはあった。
      ただ、当時はオープンデータから得られる効果は小さいと判断されている。
      また、単にデータを公開するだけであれば三郷町のホームページ上にダウンロードページを設ければ良いとの考えもある。
      (生駒市を除く奈良県内の自治体はホームページ上にデータを掲載している)

      オープンデータに対応することでどのような恩恵が生じるのかは判断が難しい。
      まずはCode for Sangoでオープンデータポータルを構築してみて良いものと判断されれば三郷町としても取り組めば良いのではないか。
      それまでは可能な範囲でオープンデータを公開し、三郷町が公式にサイトを作成する際にはデータごと移行するのも一手と思われる。

      Code for Sangoとしてはコミュニティ発の情報も発信するため専用のオープンデータポータルを開設したいと考えている。
       
    • 登録する情報(データ)
      まずは観光に寄与できそうなデータから整備したいと考えている。
      観光スポットや飲食店の情報だけでなく、トイレやAEDの情報も抑えておきたい。

      文字や位置に関する情報だけでなく画像にも力を入れていきたい。
      龍田古道や信貴山周辺の写真がプロのものであるとどうしても権利関係がややこしい。
      美しい画像が自由に利用できるとなれば、それだけでも魅力的なコンテンツになるかも知れない。
      また、その画像がメジャーな製品等で使われることになれば三郷町のプランドも向上することが見込まれる。

      三郷町に住まわれている方々に役立つ情報も充実していきたい。
      取り組みやすいものではゴミの分別カレンダーの情報がある。
      ゴミの収集情報をスマホで分かりやすく表示するアプリとして「5374.jp」というものがあり奈良県内でも生駒市、天理市、三宅町が利用している。
      このアプリに対応したデータを用意すれば三郷町版の「5374.jp」も提供可能になる。
       

    今回はここまで!

    次回は「三郷オープンデータポータルサイト」のお披露目予定!
    登録するデータのネタと収集方法も決めていきたいと思います♪


イベント説明

    Code for Sango の定例会を開催します!

    [日時] 2018年6月16日(土) 13:00−15:00
    [場所] 奈良サテライトオフィス35 会議室2

    観光課題へ取り組むにあたって、コンテンツの中身やICTを使って管理する情報について考えたいと思います。
    「こんな面白いネタあるよ」とか「もっとこうなれば素敵やのに」といった思いがあれば是非お聞かせください♪
    ご興味のある方はお気軽にお越しくださいませ。

    - お品書き -

    • 5月のおさらい
    • 観光課題への取り組みどうする?
    • そのほか思いつくままに検討